文学教育研究会では下記のように2026年度春季研究会をオンラインにて開催いたします。ご参加希望の先生におかれましては、Formsにて事前登録をいただければ幸いです。追ってzoom詳細をお伝えいたします。オンラインではございますが、お目にかかれることを楽しみにしております。
Ⅰ. Formsでのご参加登録
2026年6月10日(水)までにご登録下さいませ。https://forms.cloud.microsoft/r/Zzi555QuXz
Ⅱ. プログラム
2026年6月13日(土)14時から17時まで(予定)zoomにて開催。
【ご発表(1)】久世恭子先生(東洋大学)
タイトル:「英語教育における文学教材― その現代的意義を考える ―」
概要:本発表では、日本の英語教育における文学教材の現代的意義について考察する。文学作品は、しばしば読解中心に用いられ、コミュニケーション能力育成とは結びつきにくいものとして捉えられてきた。しかし近年では、多様な教育コンテクストでの言語活動との関連が見直されるとともに、2018/2020年のCEFR Companion Volume(欧州言語共通参照枠補遺版)に文学に関するディスクリプタが含まれたことなどを背景に、その可能性が再評価されつつある。発表では、Shared Readingやcontemporary fictionを用いた授業実践を取り上げながら、文学教材が学習者の言語活動やコミュニケーションにどのような役割を果たし得るのかを検討する。また、mediationやinteractionの概念を踏まえ、文学作品を他者との対話や意味の共有を促す媒介として位置づける視点からも現代的意義を考えたい。
【ご発表(2)】松本真治先生(佛教大学)
タイトル:「英米文学と英語教育:佛教大学英米学科1年生対象の意識調査と同2年生以上対象の英米文学作品を使った授業実践より」
概要:文学教育研究会の例会では何度も同じテーマで話をさせていただいてたいへん恐縮ですが(直近は2022年4月例会でした)、今回も、文学と語学教育に関する佛教大学英米学科1年生対象の意識調査から、ここ数年の調査結果との比較を加えながら、2026年度4月調査の結果も含めて報告します。とりわけ重点を置きたいのが、英米学科に入ってくる学生はほとんどが英語の勉強をしたいと思っているわけですが、そんな学生は英米文学を学ぶことに対してどのような意識を持っているか、です。また、もう一点、今時の学生はどれくらい英米文学の作家・作品に関する知識を持っているかです。『キャッチャー・イン・ザ・ライ』や『風と共に去りぬ』などはよく知られているのではないかなと思っていましたが、どうやらそうではありません。一方、知名度の高いところと言えば、やはりシェイクスピアなんですね。今年は、2年生以上対象の授業「英語文学研究」で、ミュリエル・スパークの『運転席』を使って授業をしています。英語文学を学ぶ授業なので翻訳だけを使用するという手もありますが、やはり英語も学んでもらいたいということで、原文も使用しています。4月からはじめたところですが、授業実践報告もしてみたいと思います。
【その他】出版プロジェクトについて(齋藤安以子先生)